灰星病の注意報発表!!
病害虫名
おうとう 灰星病
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 5月後半の巡回調査(5月19日~22日)では、灰星病による幼果腐れが9地点中4地点(確認地点率:44.4%、平年:5.5%)と多かった。また、前回調査(5月中旬、確認地点率:20.0%)より、増加している(図1)。
- 一部の園地では着果量の多い部位で発病果が多くみられている。
- 4月下旬から5月中旬まで降雨日数はやや多く、感染に好適な気象となっている。
- 向こう1か月の天候は、降水量は平年並と予報されている。
防除対策
- 雨よけビニール被覆作業は、遅れないよう適期に実施する。
- 幼果腐れは熟果への伝染源となり、短期間に発病が増加するので、園内をよく見回り、早期発見に努める。
- 特に着果量の多い園地や樹では、摘果を徹底するとともに、発生に注意しこまめに園地を見回る。
- 発病果は見つけ次第摘み取り、園地外に持ち出し適切に処分する。
- 幼果腐れの発生が見られる園では、直ちに薬剤散布を実施する。
- 幼果腐れの発生が見られない園でも、薬剤散布に当たっては10日を目安に散布間隔があかないよう注意し、果実に十分付着するようていねいに散布する。
- 薬剤散布予定日に降雨が予想されるときは、計画を前倒しして降雨前に散布する。なお、その場合は、散布間隔があかないように追加防除を実施する。
- 薬剤によって果実が汚れることがあるため、薬剤の選定や使用時期に注意する。なお、収穫前日数と使用回数は品種毎に遵守する。
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注意報第1号(おうとう 灰星病)(PDF:289KB)