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農業一口メモ

2025年8月29日 青刈りとうもろこしの適期収穫

青刈りトウモロコシは、乳酸発酵させて作る飼料、サイレージの原料となります。このサイレージは、粗飼料と濃厚飼料の両方の特徴を併せ持つ、非常に優れた飼料です。
青刈りトウモロコシで良質なサイレージを作るには、収穫する時期が重要です。収穫の適期は黄熟期で、この時期に栄養価が最も高くなります。
トウモロコシの熟期は、実の硬さや色で判断できますが、「ミルクライン」を観察することで、簡易に登熟程度を判定することができます。
トウモロコシの実は、芯に近い部分が白く、外側が黄色になっており、この白と黄色の境目を「ミルクライン」と呼びます。登熟が進み、「ミルクライン」が実の丁度真ん中に来た時期が黄熟期となるため、その時期を収穫の目安とします。
トウモロコシの茎や葉が青々としている場合でも、実の方は黄熟期に到達していることがありますので、実の登熟具合をきちんと確認して、収穫適期の把握に努めましょう。
例年、青刈りトウモロコシの収穫作業は、9月中旬に最盛期を迎えます。適期に収穫を行い良質な飼料を生産しましょう。

2025年8月28日 こまめな伝票整理のススメ

今の経営状況を正確に把握するためには、日々の取引に関する領収書や伝票などを忘れずに保存し、集計することが大切です。
こうした伝票などの整理は、農作業に余裕ができたときにまとめて行おうと思いがちですが、実際はなかなか難しいものです。そこで、「領収書等の整理は毎週月曜日の夜」、「帳簿への記帳やパソコン入力は第一金曜日の夜」など、ご自身のルールを決めて、ためこまないうちに処理するようにしましょう。また、領収書等を紛失してしまった場合は、早めに取引先に再発行を依頼します。自動販売機を利用した際など、領収書等が発行されない場合には、自分で出金伝票を準備して、いつ・だれに・いくら支払ったかを記録しておきましょう。
こうした日々の積み重ねは、より正確な簿記記帳と決算書の作成につながり、さらには、将来の経営改善の基本となります。ご自身だけでは難しい場合には、家族内で相談し分担を決めながら、取り組んでみましょう。

2025年8月27日 農業総合研究センター土地利用型作物部の紹介

山形県農業総合研究センター土地利用型作物部では、水稲や大豆の生育状況をこまめに調査・解析し、県内に情報提供しています。この調査は、「農作物作柄診断解析調査」といい、長年に渡って実施しています。その時々の生育状況や気象の変化に応じた最適な対応策を決定するためにも重要な調査です。
近年、高温や大雨などの異常気象が頻発し、農作物の生育に及ぼす影響が大きくなっています。農作物の収量や品質の安定化を図るためには、気象や生育状況を正確に把握し、対応技術を速やかに実施することが重要です。
令和5年は夏の異常高温のため、米の一等米比率が大きく低下しました。そこで土地利用型作物部では、作柄診断解析調査のデータを使い、高温が米の登熟にどのように影響したのかを解析しました。そして、適正な生育量の確保や水管理の重要性を明らかにしたほか、今後の異常気象に備え、高温対策技術の確立に取り組んでいます。
今後も、作柄の安定や高品質生産に向けて継続的な調査と新たな技術開発を行い、皆さんに役立つ情報をお届けできるよう取り組んでまいります。

2025年8月26日 山形県農業総合研究センター参観デー開催のお知らせ

山形県農業総合研究センターでは、県民の皆様に試験研究の最新成果や実施状況を紹介するため、9月6日土曜日に研究施設を一部公開する参観デーを開催します。
会場は山形市みのりが丘の「農業総合研究センター本所」、寒河江市島の「園芸農業研究所」、新庄市鳥越の「畜産研究所」、鶴岡市藤島の「水田農業研究所」の四か所です。開催時間は、園芸農業研究所と畜産研究所が午前9時から午後3時まで、その他は午前10時から午後3時までです。
各会場では、専門分野に関する研究成果のパネル展示のほか、さまざまな企画を準備しています。農業総合研究センター本所では、有機栽培の畑や食品加工支援ラボの見学、紅花染め体験。園芸農業研究所では、なすの新品種「やまがたN1号」を使った漬物の試食。畜産研究所ではやまがた地鶏などの畜産物の試食。水田農業研究所では、お米の新品種「ゆきまんてん」などの食べ比べやお米で作ったパンの試食などを行います。この機会に、農業総合研究センターに是非お越しください。
参観デーの詳細については山形県農業総合研究センターホームページをご覧ください。

2025年8月25日 水稲の適期刈取り

品質が高く、食味の良い米を生産するためには、適期に刈り取ることが重要なポイントになります。
刈り取りの時期は、出穂後の日平均気温の積算値を目安に、青籾の割合や枝梗の枯れ具合、籾水分など、稲の状態をよく観察して判断することが大切です。
今年は出穂期が平年より早く、その後も高温で推移したため、収穫適期は平年より早まっています。積算気温の目安は、「はえぬき」が900℃~1,150℃、「雪若丸」が950℃~1,200℃、「つや姫」が950℃~1,150℃であるので、地域の農業技術普及課等からの情報を参考にして、刈取適期に入ったら速やかに刈り取りに入るようにしましょう。
県が新たなデジタル技術として実証している営農支援システム「アグリルック」では、インターネットを通じて、品種、移植日等を入力すると刈取適期が表示される「作業適期予測カレンダー」や、「つや姫」の「刈取適期マップ」等の情報を得ることができます。利用方法については、最寄りの農業技術普及課までお問い合わせください。
収穫作業を受託する組織などでは、刈り取り前に圃場の観察を行い、適期内に刈り取る体制づくりを行いましょう。共同乾燥調製施設では、施設利用者と連携し、適期内に刈り取りができる稼働計画となっているか、確認しましょう。
早めに準備を進め、適期内の刈り取りを徹底し、高品質米に仕上げましょう。