ホーム > テーマ別情報 > 安全農産物生産 > 農作物有害動植物発生予察情報 > 2020年度の農作物有害動植物発生予察情報 > 令和2年度病害虫発生速報第8号(果樹カメムシ類)【病害虫防除所】
掲載日: 2020年6月3日
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果樹カメムシ類の被害に注意!
(1)クサギカメムシの簡易トラップ(農業総合研究センター:山形市)による調査(3月4日)の結果、越冬後生存成虫数は51頭(平年:18.8頭)と多かった。
(2)チャバネアオカメムシのフェロモントラップ(鶴岡市)での5月6半旬までの誘殺数は40頭(平年:18頭)で多い。
(3)5月後半の巡回調査でおうとうの被害果が確認されている(平年:未確認)。
(4)一部の園ではおうとう、もも、西洋なしで被害果が確認され、成虫の寄生も見られている。
(1)果樹カメムシ類の園への飛来は、気温や湿度が高い日に多くなる傾向があるので、園内を十分に見回り、寄生状況や被害果の発生状況に注意する。また、加害は収穫期まで長期間にわたるので、定期的に園内を見回る。
(2)成幼虫の寄生や卵塊、及び被害果が確認される場合は、薬剤散布を行う。
(3)薬剤の選定に当たっては「山形県病害虫防除基準」を参照し、カメムシ類に効果のある剤で防除を実施する。特におうとうで、オウトウショウジョウバエとの同時防除を行う場合は、合成ピレスロイド剤やネオニコチノイド剤を使用する。
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