ホーム > テーマ別情報 > 安全農産物生産 > 農作物有害動植物発生予察情報 > 2020年度の農作物有害動植物発生予察情報 > 令和2年度病害虫発生速報第7号(ネキリムシ類)【病害虫防除所】
掲載日: 2020年6月3日
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ネキリムシ類が多発生。発生動向に注意!
(1)5月6半旬までのフェロモントラップでの誘殺数は、カブラヤガが県予察圃場(山形市)で117頭(平年:74.3頭)、地区予察圃場(鶴岡市)で172頭(平年:95.2頭)とやや多い。タマナヤガの誘殺数は、県予察圃場では未誘殺、地区予察圃場では122頭(平年:210.7頭)と平年並である。
(2)これまで一部の作物(アスパラガス、ねぎ等)で被害が認められている。
(3)カブラヤガの越冬成虫あるいは、これまで飛来したタマナヤガの成虫に由来する幼虫(ネキリムシ類)の被害は、5月下旬~6月下旬頃と予想される。
(1)成虫は広葉雑草に産卵するため、早めの耕耘作業や圃場周辺の除草対策を徹底する。
(2)例年被害が見られるところでは、種子への薬剤処理、又は、播種時・定植時に薬剤防除を行う。
(3)被害が大きくなってから発生に気づくことが多いので、播種後や定植後に圃場内をよく見回り、早期発見に努め、被害初期に防除を行う。
(4)本種はだいず、えだまめの他、多くの農作物を加害するので、圃場の見回りを徹底し、薬剤防除にたっては「山形県病害虫防除基準」を参照し、適切に実施する。
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