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掲載日: 2024年9月12日

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令和6年度病害虫発生速報第9号(園芸作物共通 シロイチモジヨトウ・ハスモンヨトウ・オオタバコガ)

シロイチモジヨトウ・ハスモンヨトウ・オオタバコガの被害が各地で拡大!

速やかに圃場を見回り、防除の徹底を!

発生概況

  1. フェロモントラップにおけるシロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウ、オオタバコガの誘殺数が9月1半旬以降急増している。
  2. 9月前半の巡回調査では、ねぎでシロイチモジヨトウの卵塊や若~中齢幼虫による食害が見られ、被害が急増した地点が確認されている。りんご、かき、ねぎ等でハスモンヨトウの卵塊や若齢幼虫による食害が見られた。また、きくやりんどう、ダリアでオオタバコガの幼虫による食害が見られ、幅広い品目で被害が拡大している。
  3. 向こう1か月の気温は高いと予報されており、個体の増殖及び活動が活発になると推測され、被害の増加が懸念される。。

防除対策

  1. シロイチモジヨトウやハスモンヨトウの卵塊や幼虫の集団が見られる葉、オオタバコガの被害部位(果実、花蕾、新芽等)や被害残さは取り除き、適切に処分する。
  2. 薬剤防除にあたっては、幼虫の齢期が進むにつれ防除効果が低下するため、若齢幼虫期に、薬液が株全体に十分付着するようていねいに散布する。特に、ねぎのシロイチモジヨトウでは、卵塊確認時や被害初期(葉の先端部が透けた時)の防除を徹底する。なお、薬剤防除に当たっては、各品目の収穫時期を考慮し農薬使用基準を厳守する。
  3. これまで被害が見られていない圃場や薬剤防除を行った圃場でも被害が急増することがあるので、速やかに圃場を見回り、早期発見に努める。
  4. シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウ、オオタバコガはいずれも広食性で、野菜、花き等、多くの作物を加害するため、周辺作物を含めてよく観察する。
  5. 今後も台風や低気圧の通過に伴い多飛来することがあるので、発生動向に十分注意する。

↓pdfはこちらをクリック↓

発生速報第9号(PDF:264KB)

お問い合わせ

病害虫防除所