令和6年度病害虫発生速報第3号(野菜花き共通 オオタバコガ)
オオタバコガの飛来が多くなっています!
圃場をよく見回り、初期防除の徹底を!
発生概況及び今後の予報
- 5月4半旬のフェロモントラップ(PT)におけるオオタバコガの誘殺数は、県予察圃場(寒河江市)では8頭(平年:0.5頭)、農業総合研究センター(山形市)では21頭(9か年平均:0.3頭)で、2地点ともに急増している。
- 農業総合研究センター(山形市)内のアスパラガス圃場で幼虫による被害が確認された。
- 気温の上昇とともに個体の増殖及び活動が活発になると推測され、被害の増加が懸念される。
防除対策
- 野菜、花き等多くの作物を加害し、果実、花蕾、新芽等の内部に潜り込んで食害するため、圃場をよく見回り、早期発見に努める。
- 被害部位(果実、花蕾、新芽等)は取り除き、適切に処分する。
- 薬剤防除を行う場合は、幼虫の齢期が進むにつれ防除効果が低下するため、若齢幼虫期に、薬液が株全体に十分付着するようていねいに散布する。なお、薬剤抵抗性の出現を防止するため、作用性の異なる薬剤グループで輪用散布を行う。
- 今後も低気圧等の通過に伴い多飛来することがあるので、発生動向に十分注意する。
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発生速報第3号(野菜花き共通 オオタバコガ)(PDF:243KB)