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掲載日: 2021年4月6日

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令和3年度病害虫発生速報第4号(りんご 黒星病)【病害虫防除所】

対象作物:りんご

前年被害葉からの子のう胞子の飛散を初確認!
りんごの生育に合わせた防除の徹底を!

発生概況及び今後の予報

  • (1) りんご黒星病の子のう胞子トラップ調査の結果、4月5日に子のう胞子の飛散が初確認された(4か年平均:4月6日、前年:3月22日)。
  • (2) 県予察圃場(寒河江市)の生態調査では、りんご「ふじ」の展葉期は4月3日と平年より早い(平年:4月12日、前年:4月4日)。
  • (3) 向こう1か月の天候は、気温が高いと予報されており、りんごの開花も例年より早まると予想される。

防除対策

  • (1) 前年の被害落葉の処分や堆肥散布による落葉の被覆等により、園内の伝染源密度低下を図る。
  • (2) 園地をこまめに見回り、生育状況をよく観察し、「展葉期(花そう葉が2~3枚展葉した頃、「展葉10日後」の防除を実施する。
    特に、りんごの生育が平年より進んでいるため、防除時期を逃さないように注意する。
  • (3) 黒星病は降雨によって感染するため、散布予定日に降雨が予想される場合は、散布を前倒しして降雨前に防除する。
    また、降雨が続く場合は、散布間隔があかないよう雨の合間を見て防除を実施する。

↓pdfはこちらをクリック↓

(JPG:412KB)
展葉期及び展葉10日後の芽の様子