令和4年度病害虫発生速報第1号(おうとう オウトウショウジョウバエ)
発生概況
- 県予察圃場(寒河江市)のおうとう(品種:紅さやか)でオウトウショウジョウバエによる被害果を6月3日(平年:6月17日)に初確認し、被害発生時期は早い。
- 山形市みのりが丘のヤマザクラに設置したベイトトラップにおけるオウトウショウジョウバエの初誘殺時期は5月4半旬(6か年平均:5月6半旬)で早く、6月1半旬までの総誘殺数は23頭(6か年平均:7.3頭)とやや多い。
- 向こう1か月の天候は、気温が平年並か低く、日照時間は平年並と予報されており、収穫期間が長引くことが予想される。
防除対策
- オウトウショウジョウバエによる被害果は、着果数が多く果実の重なりあった部分に多く見られることが多いので、園内をこまめに観察し、被害果は直ちに摘み取り適正に処分する。
- 収穫に当たっては樹上に果実を残さないように行う。
- オウトウショウジョウバエの発生時期が早まっているため、予定している防除時期よりも散布時期を早めて対応する。
- 薬剤によって残効期間が異なるため、使用する薬剤の選定に留意する。また、使用した薬剤の残効期間内に収穫が完了しない場合は、さらに追加の散布を行う。
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発生速報第1号(おうとう オウトウショウジョウバエ)(PDF:196KB)