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掲載日: 2024年9月6日

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中生品種の刈取りがスタート!適期内で早目の刈取りを!「つや姫」の刈取適期も早まる見込み!

 米づくり技術情報No.21(PDF:689KB)

 「はえぬき」「雪若丸」等の中生品種までは刈取適期に入っています!9月5日に気象庁が発表した1か月予報では、今後も高温が続く見込みであり、刈り遅れると胴割粒や茶米が急増して、品質低下に直結します。速やかに圃場を見回って籾水分と青籾歩合を確認し、刈取り作業に入りましょう。

登熟状況

 9月3日現在の登熟歩合(県内平坦部8地点の平均、各農業技術普及課調べ)は、「はえぬき」83.1%、「雪若丸」75.5%、「つや姫」78.0%となっており、いずれの品種も平年に比べて登熟は早く、特に「つや姫」は平年に比べて20ポイント高くなっています。また、「はえぬき」「雪若丸」の青籾歩合は、2割以下となっている圃場が見られます。

刈取適期

 葉色の黄化が進まず、枝梗も青い傾向にありますが、稲穂の青籾歩合は急速に低下してきており、青米も減少しています(図2)。速やかに圃場を見回って籾水分と青籾歩合を確認し、刈取適期内でも早目に刈取作業に入りましょう。

 本年は、胴割粒の発生しやすい条件となっています。成熟後、急激に乾いた空気に遭遇すると、立毛中でも胴割れが助長されるので、刈遅れないように作業を進め、丁寧な乾燥調製を行って高品質米に仕上げましょう。

乾燥調製

  1. 乾燥機の送風温度を確認し、急激な乾燥や過乾燥とならないように注意しましょう。また、二段乾燥を行うなど、丁寧に乾燥しましょう。
  2. 籾すりを行う前には、必ず「試し摺り」を行い、肌ずれ、砕米、胴割れ、籾及び夾雑物混入等がないことを確認して連続作業に入りましょう。
  3. 選別は1.90mm網目(LL)(「雪若丸」は1.95mm(GL)推奨)の使用を基本とし、整粒歩合の向上を図りましょう。
  4. 白未熟粒や着色粒が見える場合は色彩選別機等で取り除き、高品質米に仕上げて出荷しましょう。

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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