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今回は、作業適期を迎える、啓翁桜の施肥と防除について紹介します。
啓翁桜は早期に落葉した枝を、11月に切り枝促成すると、開花が不揃いになったり、開花率が低くなったりして、品質低下や、商品率低下につながります。そのため、早期に落葉させない管理が大切です。
啓翁桜では、花芽が多く着くように、環状剥皮を行うことが多いですが、環状剥皮した枝は、葉が9月頃から黄化して、落葉が早まる傾向があります。そこで、早期の落葉を防ぐために、8月下旬までにリン硝安カリなどの、速効性肥料を施用します。施肥量は、10アール当たり窒素成分量で3~5kgです。
また、アメリカシロヒトリやマイマイガ、イラガといったケムシ類の防除も重要です。ケムシ類の食害により葉が少なくなると樹勢が衰えます。園地を注意深く観察し、発生がみられたら幼虫の捕殺や薬剤防除を速やかに行いましょう。なお、薬剤防除の際は、農薬の使用基準を遵守するとともに、周辺作物に飛散しないように十分注意しましょう。