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水稲の育苗期間中は、例年天気の変化が大きいため、きめ細かな管理が重要になります。
苗箱にかけるポリマルチなどの被覆資材は、出芽したら取り除き、芽の伸び過ぎに注意します。無加温育苗では、気温が低いと出芽の遅れや不揃いになりやすいため、被覆資材を取り除く時期を遅らせたり、ハウス周縁部の生育が劣る苗箱を中央部に移動して入れ換えるなど、状況に応じたきめ細かな管理で出芽を揃えます。
緑化期以降は、遮光資材を適期に外し、温度の急激な上昇で苗が徒長しないよう、ハウスの戸口や裾を開けて、徐々に外気に慣らします。
プール育苗の場合は、1.5葉期頃から入水するとともに、苗が徒長しないよう、ハウス内の気温は慣行育苗より低めに管理します。
苗の良否が稲の初期生育量に大きく影響し、さらに生育後半まで影響を及ぼします。適切な灌水とこまめな温度管理で、充実度の高い健苗を育成し、気候変動に負けない稲作をスタートさせましょう。