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冬期間の野菜のハウス栽培では、ハウス内の温度確保が重要となります。今日は冬期間の保温管理について、三つのポイントを紹介します。
一つ目は被覆資材を複数重ねることです。内張りカーテンやトンネル、不織布などのべたがけ資材を利用して保温に努めましょう。日中は太陽光をできるだけ施設内に取り込むように、内張りカーテンやトンネルを開放し、午後は早めに保温を開始しましょう。
二つ目はハウスの気密性を高めることです。被覆資材に破れや隙間があるとハウス内に冷たい空気が入り込み、保温効率が低下します。点検して破れや隙間がある場合は、速やかに補修します。さらに、内張りカーテンは地面に接するよう長めに設置し、裾部分をおもり等で押さえ、下の隙間から冷たい空気が入らないようにします。
三つ目は循環扇の活用です。暖まった空気はハウスの上部に集まるため、循環扇を使って空気を撹拌し、ハウス内が均一に暖まるようにします。
これらの保温管理は、加温ハウスにおいても効果的ですので、積極的に取り入れましょう。