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果樹の台風対策

 9月は台風が多く発生する時期です。秋の収穫を迎えるに当たり、気象情報に注意し、あらかじめ、強風や大雨の対策を行いましょう。
 これから収穫期を迎える「りんご」、「西洋なし」、「かき」などの果樹では、果実の重みと強風で枝折れや果実の落果等の被害が出やすくなるため、支柱の点検・補強を行います。支柱は、地面に垂直になるように手直しを行い、枝がはずれないように、結束しておくことが重要です。
 特に、若木やりんごのわい化栽培では、根が浅く、強風で樹が倒れやすいため、支柱にしっかりと結束して被害を防止します。ぶどうの雨よけ施設では、ハウスバンドの締め直しや支柱の点検、被覆資材の修復をしておきましょう。
また、大雨に備えて、園地周囲の排水路や側溝等の点検を行ないます。園地に停滞水が発生し、滞水期間が長くなると葉の黄変や落葉などの生育不良を生じ、ひどい場合は枯死に至ります。さくらんぼは特に湿害に弱いため、園内には明きょを整備して、園地に雨水が溜らないように事前に対策を実施しましょう。

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