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田んぼのイネは、あと20日ほどで出穂期を迎えます。今は、今後に備えてしっかりと根を張らせる大事な時期です。
今年の7月は例年に比べて暑く、この暑さは今後も続く予報となっています。暑い時に田んぼの水をためっぱなしにすると、イネの根の活力が著しく低下します。
そのため、暑い時期には特にこまめな水管理を行う必要があります。
大事なポイントは二つです。
一つ目は、水管理の方法です。これから出穂するまでの間は、湛水と落水を繰り返す「間断かん水」もしくは、水田内の足跡に水が残る程度の「飽水管理」を行いましょう。このような管理をすることで、根の活力を維持することができます。
二つ目は、田んぼに作溝を掘ることです。作溝を掘ることで、少ない水でも圃場全体に水を行き渡らせることができます。まだ作業を行っていない方は直ちに実施しましょう。
8月も気温が高くなる予報です。きめ細かな水管理を行って、暑さに負けないイネづくりに取り組みましょう。