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秋のねぎの病害虫対策

 県内では、これから11月にかけて本格的な「ねぎ」の収穫時期を迎えます。今後、注意が必要な病害虫を、予め確認しておきましょう。
 ネギアザミウマは、葉の表面を舐めるように食害するため、白いかすり状の被害になります。ネギハモグリバエやネギコガは、幼虫が葉の内部を食べながら移動するため、被害のあった葉には白い線状の痕や、白く太い筋が見られます。また、今年は、シロイチモジヨトウの発生が多くなっています。シロイチモジヨトウは、ふ化直後の幼虫が集団で加害します。圃場をよく観察し、虫の寄生や被害葉を早期に発見して、発生初期に薬剤防除を行います。
 9月は秋雨前線や台風等の影響で降雨が多くなることから、黒斑病、葉枯病等の病気が発生しやすくなるため注意が必要です。圃場をよく観察し、病気の発生前からの予防防除を徹底しましょう。薬剤防除をする場合は天気予報に留意し、降雨前の防除を心がけましょう。なお、ねぎは、薬液が付着しにくい作物です。薬剤防除の際には、展着剤を加用し、薬液の付着性を高めて散布しましょう。

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